研修会。
2019-09-11
先週の土日、日左連青年部の研修会に参加してきました。
毎年持ち回りで行われており、今回は三重県主催で伊勢神宮参拝と伊勢磨き仕上げ実技講習会の二本立て。
朝一、福岡空港から名古屋小牧空港へ、そこから三重県伊勢市までレンタカーで行きました。
12時から幹事会がありましたが、7時45分発の飛行機でギリギリ間に合いました。
幹事会を経て13時から2台のバスに分かれて、いざ伊勢神宮へ。
伊勢神宮内宮参拝して御神楽上げ後自由散策でした。
20年近くぶりでしたが、沢山パワーをもらいました。
夕方ホテルへ戻り懇親会、二次会と大変楽しく濃密な時間を過ごさせて頂きました。
翌日は、伊勢磨き実演講習会を見学。
数か月前より、地元青年部の方や講師の先生が準備してくださいました。
今回の講習のメインは「伊勢のかまど漆喰磨き」です。
土台となるかまどは事前に準備して頂いていたので、中塗りからの施工講習。
1.中塗り土を所定の厚さまで塗っていきます。
2.砂漆喰1回目塗り
3.砂漆喰2回目塗り
4.ノロかけ
5.磨き作業
以上が大まかな流れです。
会場には二連かまどや三連かまど丸形や様々な形の課題が用意したありました。
講師先生の指導の下、各県の青年部腕利きたちが、それぞれの課題に挑戦。
材料自体は使いやすそうでしたが、何せかまどなので平面はほとんどなく曲面ばかり。
普段平面の壁塗りがメインの我々は、四苦八苦です。
しかし、講師の先生が塗り方や鏝の使い方、強さなど分かりやすく指導してくれたので、なんとなくは出来ていました。
最終の磨き仕上げは、時間の都上出来ませんでしたが、やはり皆さん思っていたより全然難しく、てこずっている印象でした。
先生が仕上げたかまどと比べると、まだまだと言うか比べ物にもならないのは一目瞭然でした。
やはり一長一短で出来る技術ではありません。
何年何十年かけてやっと形になってゆくものだと痛感しました。
準備して下さいました担当青年部の方、講師の先生方お世話になりありがとうございました。
大変勉強になりました。
岩下 勉
珪藻土塗り替え工事②.
2019-09-06
今週から始まった珪藻土塗り替え工事。
養生・カビ防止剤塗布・表面硬化剤塗布・下塗り・珪藻土塗りの手順で施工中ですが、最初に塗ったカビ殺菌消毒剤のにおいがキョーレツでした。
初めて使う材料だったので、施工前ふたを開けてにおいを嗅いでみたところ、消毒臭がしていましたが、外だったのでそんなに気になりませんでした。
しかし、密閉した室内空間で使うには少し無茶でした。
アルコール臭です。
10分も中に居られず、目と喉が痛くなる始末。特に空気より重たいせいか(?)、足元の方が特にひどかったです。
オーナー様からも「よくあんたたちこの中で作業できるね」と言われる始末。
すぐさま窓を開けて換気。
こまめに休憩を取りながら作業を行いました。
換気をすれば全然ましにはなりましたが、メーカーさん、匂い
もう少しどうにかして下さい。(翌日には完全ににおいは消えていました。)
異臭騒ぎ(笑)を経て一部仕上げ施工に入りました。
仕上げ塗りは追っかけ二回塗り、鏝を通して仕上げとなります。
(仕上げ材は使いやすいです。)
前回のここで紹介しましたが、このお宅の通路床・車庫床が豆砂利の洗い出しを施工しています。
施工面積が多いので目地を設けた方が良かったのですが、意匠的な事で入れていませんでした。
それが原因かは分かりませんが、床が浮き上がったり、割れたりし今まで何度かやり替えました。
今回も駐車場床の一部が浮いてしまっているので、剥がしてやり替える予定です。
当時使った豆砂利も余った分は倉庫に保管していたので一安心。
セメントや補修材・土系材料は一定期間しか保管できませが、その点石は腐ったりしないし、廃盤になったりして数年後、補修ややり替え時困る事もあるので、沢山施工した時や、特殊な物は出来る限り保管しておく事が大事ですね。
続きはまた報告します。
岩下 勉
珪藻土塗り替え工事。
2019-09-02
昨日から珪藻土の塗り替え工事を行っています。
こちらの住宅は14.5年前施工させていた個人邸で、外壁は珪藻土の洗い出し仕上げ、擁壁はセメント掻き落とし仕上げ、車庫通路床は豆砂利洗い出し仕上げ。
内部洋室は珪藻土、和室は聚楽を塗り、左官仕上げがふんだんに使われています。
数か月前にオーナー様から直接電話を頂き
「外壁の土が少し剥がれてきてるのと、中に塗ってある壁にしみ・カビみたいのが沢山出てきているので一度見ていただけませんか?」と連絡頂きました。
外壁はアースウオールだったので、「二瀬窯業㈱」の営業さんに事情を説明。
内部は当時使った珪藻土メーカーが販売元が変わって分からなくなっていたので、いつもお世話になっている「フジワラ化学㈱」さんに相談し、皆で現地を確認に行きました。
外壁は屋根の軒がだいぶ外に出ているので直接雨は当たりませんが、大雨が降った時直接当たり表面の土が少しだけ(表面の粉だけ)流されていました。
クリアーを塗ったら止まりますが、どうしてもテカリが出てしまいせっかくのたたずまいが台無し。
撥水材を塗っても、2.3年ごとにメンテナンスが必要でした。
メーカーさんと協議した結果、壁が剥がれているといっても表面に付いた粉状の土だけで、数年でどうこうなるわけでも無いですし、中途半端にあつかって折角のきれいな壁が台無しになってもいけないので、「このままで大丈夫です」と伝えました。
問題は内部。
日当たりや換気は問題ないようでしたが、北側に面した壁だけ小さな斑点が無数にありました。
カビです。
なぜこのようにカビが出て来たのか原因を考えましたが、これだという答えは見つかりませんでした。
何らかの原因でカビが発生し、そこからカビ菌が繁殖した事だけは確かです。
メーカーさんと協議した結果
カビの殺菌・除菌剤塗布
浸透性下地強化剤塗布
下塗り ベストアンダー(防カビ剤カビノンノ混錬)
上塗り けいそうエコナ(防カビ剤カビノンノ混錬)
以上の工程で施工する事を提案させて頂き、それでも100%カビが発生しないとは言い切れないので、日ごろのメンテナンス方法などもお伝えし了承を頂いて施工の運びとなりました。
本来盆明けから施工する予定でしたが、雨の影響で多現場と調整の兼ね合いもあり二週間遅れの着工となってしまいました。
申し訳ございません。
天気には勝てませんが、オーナー様からも「うちはいつでも大丈夫ですよと」言っていただき感謝感謝。
さて、今から現場へ行ってきます。
岩下 勉
おしごとフェスタin福岡2019。
2019-08-26
先日の土曜日おしごとフェスタに行ってきました。
8/22から三日間行われており、最終日にお手伝いで行きました。
「お仕事体験教室」は、小学生に製造業や建設業を中心とした職業を疑似体験させることにより、働くことの意義や仕事のお楽しさを経験させ、自分の将来の職業について考える機会を与えることを目的として実施されています。
福岡県職業能力開発協会主催で数年前から毎年行われており、毎回参加させていただいています。
(同時開催で博多職人展もありました。)
体験できる職種は18種類もあり、もちろん我々は左官ブース。
事前申し込みを行い
1.働きたいパビリオンを体験教室内のキッズハローワークに登録(仕事をみつける・エントリーする)
2.パビリオンに行って準備
(仕事のユニフォーム・作業服に着替える)
3.それぞれのお店、工場、建設現場で働く
(店長から仕事について学ぶ・働く50分)
4.給料をもらう(会場内で使えるマネー)
5.商店でお買い物(会場内の店でお買い物)
ざっとこのような流れ。
1体験当たり6名の生徒で午前2回、午後2回行い
今回も珪藻土を使ってアートな壁つくりを体験してもらいました。
まず、下塗りまで完了した300×300㎜のべニア板に珪藻土を塗って行きます。(二回塗り)
塗りつけ完了後パターンをつけていきます。(くしやスポンジ、刷毛など)
パタン付け後貝殻やビーズでアート仕上げ。
24名の生徒さんの内半分は女の子でした。
しかもやはり女の子のほうが上手で積極的だった気がします。
今から先どれだけ女性の活躍が出来世の中にする(企業にする)
事が大事だと改めて感じました。
まだまだ少ないですが、建設業界でも積極的に女性の方に活躍して頂きたいですね。
岩下 勉
表彰。
2019-08-10
先日水曜日表彰式に出席してきました。
元請さんが頂いた賞の下請負業者部門で「国土交通省九州地方整備局営繕部長表彰」
下請負業者と言っても数ある業種の中から二社だけだったので大変恐縮しております。
表彰にあたって選考があると思いますが、元請さんが素晴らしい推薦文を書いて頂いた賜物だと思っております。
もちろん一番の功労者は職長を始めとする職人さん達。
毎日一時間半かけて通勤してくれました。
不具合・トラブルも沢山ありましたが皆で解決しました。
最繁忙期には沢山の左官仲間が応援に駆けつけてくれました。
そうやって出来上がった建物です。
頂いた賞に恥じぬよう、この先どんな困難な現場でも全力で取り組み皆様に誇れる仕事をしていきたいと思います。
この度は誠にありがとうございました。
岩下 勉
夏季休暇のご案内。
2019-08-02
8月11日~8月15日まで夏季休暇とさせていただきます。
毎日暑い日が続きますね。
外に出るだけで汗だく。
ビルの屋上の生コン打設なんかは40度を超える気温になっていると思います。
できる範囲でのこまめな休憩、塩分・水分補給をしっかりとって作業に当たって下さい。
私に出来ることは適正な人員確保・配置、作業計画、工程管理をしっかり行って無理は絶対させないことだと思います。
この暑さの中、毎日外で働く職人さんには感謝感謝です。
お盆までが暑さのピーク
早く涼しくなってほしいですね。
岩下 勉
技能検定実技講習会。
2019-07-22
またまた久しぶりの更新になってしまいました。
今年は梅雨入りも随分遅れ雨もそんなに降らなかったですが、ここ数日はものすごい雨になりました。
水不足は解消されたでしょうが、ここまで降ると災害レベルです。
被害に遭われた方々の一日も早い復旧、復興を心より願っております。
7/18(木)から毎年恒例の1.2級左官技能検定実技講習会がありました。
木・金・土の三日間の予定ですが、日曜日も任意で行います。
また、学科の講習会もあり全部合わせると六日間になります。
私は三日間の講師ですが、六日間全部で講師を務める方もいます。
梅雨明けからお盆休み前のこの忙しい時期に、学科の問題集や資料も作成して下さホントに頭が下がります。
講習を経て検定試験を受ける方も大変ですが、講師も方も大変です。
講師を務める方は、事業所の社長さんかそれに次ぐ方々。
講習期間中は自分の仕事そっちのけで頑張っています。
しかも、教えるからには「全員を合格させたい」。
正直全員合格は無理と分かっていても、一人でも多くの人に合格してもらいたい
その思いで講習をしています。
どうやったら上手く伝わるか。
どの方法がいいか。
どの順番がいいか。
もちろん、作業時間や使用材料・手順は決まっているのでその中でどう教えるのが一番有効か。
講師といっても我々も教えながら教わっているような気がします。
講習会が終わり後は各々で休みの日や仕事終わりにどれだけ練習するかで大きく結果が変わってくると思います。
試験まで一か月半。
皆さん最後まで頑張れ。
岩下 勉
求人申込み。
2019-06-28
九州地方もやっと梅雨入りしました。
統計依頼最も遅いそうです。
我々が仕事をするには雨が少ないに越したことが無いですが、
やはり水不足は心配です。
峠を越えて隣町に仕事へ行く際、ダムの横を通ったりしますが何処も水が少ないです。
飲み水や生活でもですが、農業用水でも必要なので恵みの雨になりますね。
もっとも降りすぎて昨年、一昨年のような災害が出ないことを願うばかりです。
前置きが長くなりましたが、先日やっと来年3月新規高卒者の求人申込み手続きを行って来ました。
(決算時期でもありバタバタしておりました。)
毎年求人受付開始は6月1日からですが、今年は土日だった為6月3日からでした。
我々が行った時は待ち時間無く手続きを行えましたが、受け付け開始当初は2時間待ちだったそうです。
しかも昨年より高卒求人は3割増。
今や大企業でも地方の高卒者求人に力を入れている所もあり、どんな企業でも人材確保がいかに重要で最優先課題かがよくわかります。
これだけの売り手市場、しかも我々建設専門工事業者が普通に求人を出しても目にも留めてくれないでしょう。
いかに危機感を持ってどこまで本気で取り組むか。
結果が出ている人、出ていない人の差は
それに尽きると思います。
出来る事から地道に頑張ります。
岩下 勉
日左連青年部総会。
2019-06-12
6月10日(月)日左連青年部定期総会に行ってきました。
毎年全国各地持ち回りで行われ、今回で54回目を迎えました。
今年は役員改選があり本部長が変わったので、そのお膝元、静岡県で総会が行われました。
総会前の幹事会から参加させて頂き、総会・記念講演・懇親会・二次会・翌日のオプショナルツアーまで行ってきました。
200人以上の全国の青年左官屋さんの集まりは熱いの一言ですね。
総会時に代表で挨拶される方で話が不得意な人もいらっしいますが、気持ちや心意気はものすごく感じます。
言葉以上の熱意があり感動すら覚えます。
もちろん話の上手な方もです。
総会二部の記念講演は前本部長が
「新たな時代を左官で生き抜くために」をテーマに、現状の左官の工事量や平均年齢、今後10年20年の推移などデータをもとに詳しく説明して頂きました。
話の途中まではため息の出そうな程暗い現実。
では、どうすれば良いか?
素晴らしい計画が進行中のようです。
(詳しくは追々ここで書きたいと思います。)
懇親会でも沢山の方とお話しさせて頂きパワーをもらい,
翌日のOPツアーで中田島砂丘・浜松城見学後,鰻を食べてチャージ完了。
(案内してくださった静岡青年部の方大変お世話になりました。)
同じ世代・境遇の中悩み、苦しんでいる人が多いと思いますが、
これだけ全国の大勢の仲間がいると思うと心強いです。
一人出来ることは限られますが、皆が集まり同じ方向に進めば大きな力になります。
まさに競争から協力の時代へ。
素晴らしスローガン。
私もこの『左官丸』に乗り遅れないように、皆さんと力を合わせ頑張ります。
岩下 勉
資材置き場・駐車場。
2019-06-06
日中は暑い日が続きますが、今ぐらいの気候が一番作業しやすいですね。
もうじき梅雨に入るので、また天気予報とにらめっこの日々になりそうです。
前々から整備工事していた【資材置き場兼駐車場】がひとまず完成し、今月頭から駐車場は使用しています。
資材置き場の方は、床の補強や外に屋根をかける作業が残っているのでそれらが完了次第随時移動をする予定です。
わが社は今まで、ミキサーやモルタルポンプといった機械類を糸島にある倉庫で保管。
私の自宅兼事務所の一部にセメントや補修材・副資材といった材料を保管。
普段あまり使わないような物を会長宅の倉庫で保管という状態で、三か所に分かれていました。
会社の車や従業員の車も自宅兼事務所の横のスペースに停めていました。
前々から三か所に分かれているので不便に感じていたのと、糸島の倉庫は事務所から片道30分かかります。
普段はいいのですが、ミキサーやポンプ故障の緊急時に入れ替えが大変で、しかも築30年以上経っていたので傷みも出ていました。
又、住宅街の中に事務所兼自宅があるので、朝晩の車の出し入れ、材料の積み込みなどで多少なりとも近隣さんにご迷惑をかけていたのも事実です。
三年程前からこれらを解消しようと資材置き場兼駐車場を探していました。
何件かはいい物件があったのですが、中々契約まで至りませんでした。
私は仕事にカマかけて本気で物件探しをしていなかったのが正直な所ですが、経理担当の妻は全然違いました。
近所の不動産に連絡して相談したり、直接出向いて聞き込み調査もしてくれたみたいです。
そのかいあって、飛び込みで入った近所の不動産が親身になって探してくれて、会社の割と近所にいい物件を見つけてくれました。
朝一連絡があり、速攻で妻と二人で現地確認。
その後会長にも現地を見てもらい、翌日の朝には取得手続きに入りました。
その後はとんとん拍子に話は進み無事、資材置き場兼駐車場用地が取得できました。
取得後、仕事の合間を縫って更地だった土地の境界ブロック積み替え・駐車場整備・コンテナ倉庫設置作業を経て現在に至ります。
こちらの場所でも近隣さんはありますので、ご迷惑をかけないように大切にに使いたいと思います。
今回ばかりは妻に感謝感謝です。
岩下 勉
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