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勾配屋根。
2020-05-29
先日勾配屋根コンクリート押えがありました。
 
この現場は病院移転に伴う平屋の新築工事ですが、入り口が一か所しかなく横長なグラウンドだった敷地めいいっぱいに建つため一度に全部は施工出来ません。
 
3か所に工区分けし工区ごとに躯体を打ち分けています。
 
最初に地下のコンクリート押えに行ったのは昨年の10月。
来月末にやっと打ち上がります。
 
 
しかも屋上は勾配屋根。
 
 
屋上は水が溜まらないように勾配をつけますが、勾配屋根は木造住宅の屋根のように急角度がついています。
斜め部分に流したコンクリートをきれいに均し、乾き具合を見て機械ごて使い地を整えたのち金鏝で仕上げていく大変な作業です。
 
本来は「棟」と呼ばれる屋根の面と面が交わるところがあるだけですが、この建物は「谷」部分となる異なる流れがぶつかるところがあるので厄介です。(説明下手でごめんなさい。)
 
どう仕上げを収めるか悩んでいた所、谷部分の面が交わるところにアングルを入れて頂いたので非常に助かりました。
当たり代わりにもなるし、通りもきれいになります。
 
 
1工区の屋根勾配を打設したのは今から約一か月前ですが、打設途中にまさかの雨。
 
 
私は所用があり打設日に現場へ行けませんでしたので最終確認は当日出来ませんでした。
 
後日、恐る恐る現地を見に行きましたが、表面は雨にたたかれてい居たものの、下地はきれいに出来ていました。
お願いした土間屋さんには感謝です。
 
 
この現場は仲間内の左官屋さんから以来の仕事なので下手は出来ません。
うちが二次下請けになるので何かあると一次さんにも迷惑かけることなります。
もちろん自社の物件もですが、猶のこと最新の注意が必要です。
 
 
昨日の2工区の勾配屋根は天気にも恵まれきれいに仕上がりました。
 
 
昔は私も勾配屋根押えでは機械ごてを回したりしていましたが、20年も前の話。
高齢化の進んだ今の岩下組ではちょっと厳しいかな。(笑)
 
 
ホントに土間屋さんには毎回お世話になりありがとうございます。
 
   岩下 勉
浴室タイル張替え。
2020-05-25
久しぶりの更新です。
 
最近暖かくを通り越して熱くなりましたね。
 
外仕事の我々は今時期が一番仕事がしやすいです。
もうすぐ梅雨入りするでしょうからほんとに一年間で丁度いい時期は短いですね。
しかし、東北や北海道は一年の半分以上は雪や寒さで大変でしょうから贅沢言っては怒られますね。
 
 
話は変わって、先日賃貸アパートの浴室タイル張替えに行ってきました。
 
以前もここで書きましたが、築40年程経ったアパートで浴室は在来工法で仕上げてあります。
 
今のアパートや賃貸マンションはほとんどユニットバスなので工場で加工したパネルを現場で組み合わせ浴槽をつければ完成ですが、昔は浴槽の据付やエプロンのブロック積みタイル貼り等すべて一部屋ずつ作業していました。
今では個人住宅や老健施設などではたまにあるくらいです。
 
 
お世話になっている不動産管理会社さんから連絡を頂き現地を確認。
いつもは足元のタイル数枚を張り替える程度ですが、今回は壁の真ん中あたりが浮いて剥がれかけていました。
 
おそらくひび割れた箇所から水が廻り水道管から錆が出て浮いてきたと思われます。
 
タイルや下地モルタルの浮いている部分を撤去し、錆止め処理をしてポリマーセメントモルタルで下地を作ります。
乾燥後タイル貼り、目地詰めで無事貼り替え完了。
 
 
今回浮いている部分のモルタルを撤去して分かりましたが、元はだんご張りで施工してありました。
 
だんご張りとは壁面をモルタルで下塗りし櫛目を入れて接着モルタルを食いつきやすくし糸を張りブロック積みの要領で一段ずつタイルを張り上げ(積み上げ)ていく工法です。
 
今の工法は、タイル仕上げからタイルの厚みを引いた寸法で下地を作り、その上にタイルセメント等を塗ってタイルを張るのが一般的ですが、だんご張りはタイル下地作りを行わずにモルタルで直接タイルを張ります。
 
下地が出来ているのに貼るのと出来ていない物に貼るのは技術的にも違いは歴然。
 
昔の職人さんはやっぱりすごいですね。
 
今でも出来る方はいると思いますが、皆さん熟練した大先輩方々です。
 
 
こうやって古い建物の改修工事をさせていただくと、とても勉強勉強になります。
 
    岩下 勉
 
 
 
 
 
 
 
竣工。
2020-05-02
早いもので5月ですね。
 
本来ですと明日からゴールデンウィーク休暇でウキウキの所ですが、今年はどこへも行けませんね。
これを機会に事務所の掃除や整理をしようと思います。
 
 
4月5月と色んな現場が竣工を迎えております。
 
ありがたい事に昨年後半から年度末まで沢山の工事をさせていただきました。
当然自社だけですべての現場は対応出来ないので、ほんとにいろいろな方々に協力を頂き無事に工事を完了させて頂いております。
感謝 感謝。
 
 
おかげさまで今でも仕事は順調にありますが、半年後、一年後、二年後と今までのように現場があるとは限りません。
 
 
必ず「コロナ」の影響は出てくると思います。
 
 
ここ数年は景気は間違いなく良かったです。
 
なのでいづれ落ちてくることも想定していましたが、こういった形になるとは思いもしませんでした。
 
昨年から働き方改革が随分とうたわれていました。
「コロナ」の影響もあって今年はもっと加速すると思います。
時代が変わりそうな勢いです。
 
 
考えゆるすべてのことを想定し、全従業員の生活を守るため最善を尽くすのが私の務めだと思います。
 
 
どんな変化にも対応出来るように今から準備しておきたいと思います。
 
      岩下 勉
 
 
 
 
 
移動。
2020-04-30
昨日、材料と道具の移動をしました。
 
以前ここで書きましたが、昨年倉庫兼駐車場用地を取得して駐車場と一部倉庫は使用していましたが、肝心の材料や道具関係は自宅兼事務所の一角の倉庫に置いたままでした。
 
もっと早く移動する予定でしたが、なかなか仕事が忙しく出来ない状態でした。
 
自分一人で移動させることも考えましたが、大変そうだったので止めました。(笑)
 
 
ちょうど昨日は「昭和の日」で祝日。
 
 
コロナ影響もありどの現場も休みでした。
 
そこで若い職人さん数名に協力してもらい一日で移動してしまう事に。
 
2tトラックとダブルキャブ2台でピストン輸送。
2往復ぐらいで済むかと思いきや結局4往復する事に。
狭い倉庫にどんだけ入ってたのかと思うとびっくりです。
 
新しい倉庫は軽量鉄骨のコンテナなので、セメントや砂など重量物を載せると床がへこだり、傾いたり、下手したら抜けてしまうとしまうといけないので事前に補強していました。
 
旧倉庫から荷物を積み込み、新倉庫へ移動配置を繰り返し、最後に旧倉庫の棚板等の撤去を経て移動完了。
 
 
やっぱり若い力はすごいですね。
わが従業員ながら惚れ惚れします。
 
 
正直一日では無理かなと思っていましたが、みんなの頑張りで材料異動から片付け、掃除、トラックの整備まで出来ました。
 
これから使いやすいように少しづづ整備していきたいと思います。
 
        岩下 勉
 
 
 
モールテックス練習。
2020-04-13
先日、モールテックス塗りの練習をしました。
 
一昨年、住宅の外壁に施工させて頂きました。
以来数度見積り依頼が来ましたが、施工までには至っていません。
 
しかし今後も施工機会が必ずあると思いますので、趣味と実益を兼ねて水槽台を施工する事に。
 
会社事務所には以前から水槽を置いていました。
 
6年程使用し痛みが出てきていたので、新調することに。
 
折角なので既製品の物ではなく、土台だけべニア板で作ってもらい表面の仕上げだけモールテックスを塗ることにしました。
 
以前事務所のカウンターをモールテックスで仕上げましたが、施工方法が多少間違っていてので、今回は再確認も含めての施工です。
 
まずは専用プライマーを塗布。
完全乾燥後、モールテックス一層目塗り
翌日二層目塗り、半乾き後にもう一度塗り付け押えて仕上げます。(フレスコ塗り)
 
下地がべニア板(コンパネ)だったのでアクが出ると思いアク止め材を塗ることも考えましたが、講習会で「一層目でアクが出ても二層目三層目まで塗るので、基本アクが表面まで出ることはありません」と聞いていたので塗りませんでした。
(プライマーを多めに塗ったせいか、一層目塗った後でもアクは出ていませんでした。)
 
しかし、やっぱりこの材料はパターン付けが難しい。
 
乾き具合を見て押えますが、押えれば押えるほどパターンが荒くなると思われ、加減が難しいです。
押えすぎるとなんか汚く見え、塗り放しであまり押えないと味気ない。
 
ある程度自由にパターン付け出来るようになるには、まだまだ練習が必要ですね。
 
最後にペーパーかけしますが、ペーパーのかけ方でもパターンが変わってきます。
 
又、今回扉の裏表も塗ったので、小口の納め方も難しかったです。
扉部分は衝撃があるところなので、全面メッシュを伏せこみました。(講習会で勧められて)
 
最後の汚れ防止剤も初めて使う二液性の物にしました。
 
 
これから使用しながら年月と共にどう変化していくか観察していきたいと思います。
 
    岩下 勉
 
コロナウイルス。
2020-04-09
またまた久々の更新です。
 
連日コロナウイルス関連の報道が凄いですね。
 
オリンピック延期が決まった後から急激に感染者が増えてきました。
福岡でも連日感染者が増え続けています。
 
今のところ弊社の仕事には影響出ていませんが、首都圏では工事ストップになっている現場が出てきているみたいです。
 
もちろん福岡でも現場関係者に感染者が出ればすぐさまストップに。
元請け、施主様の判断で工事ストップになることも考えられます。
 
 
誰でも思っていると思いますが、まさかここまでひどい状態になるとは思いもしませんでした。
 
 
この状況は来年、再来年の仕事にまで影響が出てきそうです。
 
 
私は多くの人に接する立場にあります。
 
非常事態宣言中はなるべく電話応対で済ませ、現場打合せやパトロールは必要最低限で行いたいと思います。
 
こまめな手洗い、アルコール消毒、マスク着用、人込みを避ける
一番は【不要な外出を避ける】です。
 
現場の安全対策と同じでやり過ぎはないと思います。
 
 
 
見えない敵程恐ろしいものはありませんね。
 
    岩下 勉
 
 
 
 
 
エアフィール塗り。
2020-03-16
先日、エアフィールを施工しました。
 
この材料は、消臭・調湿性能に優れ、快適な空間を作るゼオライト仕上げ塗材です。
 
ゼオライトとは、約700万年の長い年月をかけて生成された、特異な吸着性・脱臭性などの機能を持った多孔質の天然鉱物です。
1憶分の1㎝という極微小な空洞と細孔を有し、水分を吸ったり吐いたりする機能を持っています。
 
 
施工したのは、賃貸マンション最上階のオーナールームのリビング。
 
 
もともとは工務店さんから「珪藻土を塗りたいのでカタログ持って来て下さい」と言われ、いつも使っている【フジワラ化学のシルタッチ】シリーズを持っていこうと思ってメーカーの営業に連絡したら、「それでしたら、今おすすめしているゼオライト塗り壁材のカタログも持って行って下さい」となり、珪藻土とゼオライトの2種類持っていく事に。
 
価格は同じでゼオライト塗り壁材は今、非常におススメですとメーカーさんが言われるままに伝えました。
 
それでかどうかわかりませんが、ゼオライト仕上げ材【エアフィール】での施工となったわけです。
 
 
下地処理の仕方は同じで、まずは床、家具廻り、額縁廻りの養生・ボードのジョイント処理・ファイバーテープ貼り・全面下塗り(ベストアンダー)・エアフィール塗りです。
 
 
今回の仕上げパターンは【スパニッシュ仕上げ】
 
 
仕上げ材塗りつけ後、角コテの先を使って立て・横・斜めにパターン付けしていきます。
本来はテナント等の壁に多い仕上げパターンです。
 
材料が決まった後、色とパターンの見本を数種類持って行った際、スパニッシュの塗り見本は「リビングの壁」の施工だったので、控えめなパターン付けで見本を作り持って行きました。
 
しかし、オーナー様から「もっとパターンを荒くして下さい。」と指摘を受けました。
「リビングですが、テナントみたいなものですから」と言われ、本施工では粗目のパターンで行くことに。
 
 
見本作成から3か月後ようやく本施工へ。
 
 
早速施工する部屋に。
詳細は控えますが、キッチンや食器棚・家具・床とほんとにすごいお部屋です。
粗目のパターンでお願いしますと言っていた意味が何となく分かりました。
 
 
仕上げ施工前にプラスターボードで数度練習していざ本番へ。
 
 
リビングの壁4面すべて塗るところがあったので、最初は小さい壁からスタート。
 
小さな壁は一人が塗って一人がパターン付け。
大きな壁は二人が塗って一人がパターン付け。
 
パターンむらにならない様に私も後ろからチェック。
仕上げ日は一日中ついていました。
 
最初は手の震えていたパターン担当の職人さんも、最後はスムーズに作業をしていました。
 
完了後、掃除かたずけをして作業終了。
 
 
正直、パターン仕上げに正解はないと思っています。
 
 
鏝押え仕上げだと押えむら、鏝波、色むらなど分かりやすいですが、パターン付けは人によって感性が違います。
 
もちろんオーナー様が思っている仕上げが一番ですが、壁面全部が全部同一パターンにするのは不可能です。
 
多少のむらがいい意味での塗り壁仕上げと思って頂けたら幸いですね。
 
 
これだけの面積の【スパニッシュ仕上げ】は初めてだったので、今回も大変勉強になりました。
 
 
オーナー様が気に入って頂けるといいのですが…
 
     岩下 勉
 
 
 
 
天井補修工事。
2020-03-13
またまた久しぶりの更新です。
 
しかし、コロナウイルスの猛威が凄いですね。
ほとんどの会合や大人数の会議は中止、延期です。
今のところ福岡では感染者が増えていませんが、もしも現場で働く人もしくは関係者が感染すれば工事ストップは確実です。
そうなると建設業界も大打撃。
早く収束してくれればいいのですが、まずは自己防衛が一番で、こまめな手洗い、人込みを避ける、体調管理の徹底で行くしかないですね。
 
 
 
話変わって今、マンションで天井下地補修工事を行っています。
 
5.6年前に竣工したマンションですが、数年前から天井の吹付が部分的に剥がれてきたり膨らんできていました。
 
竣工後の定期点検時に指摘を受けた時、一部はがしてやり替えはしていました。
 
 
しかしその後時間が経つにつれ浮き部分が増えて来た為、全体を調査する事に。
 
 
元受の担当者と私、吹付屋さんで各階の天井をすべて見て回り
図面に書き込んでいきます。
また、剥がれたものを材料メーカーさんお願いして分析してもらう事にしました。
 
 
協議の結果
特にひどいフロアーは全面はがして塗り替え、そうでない所は部分補修する運びに。
 
 
最初の現調から数度の打ち合わせののち、施工手順、施工方法、施工時期が決まり冬場の施工は避け、春先の今時期に施工する事になりました。
又、依頼していたメーカーさんの分析結果、材料自体の不具合は特定できず、施工方法も従来通りの施工したわけで同じ時期に施工した多物件では不具合は出ていない為、これといった原因は正直わかりませんでした。
 
 
施工時期、施工方法、施工材料は他の現場でも同じでしかも浮いているのは天井だけで、壁面は全然大丈夫です。
しいて言うなら、壁面は全面下塗りしますが、天井面はパネルのジョイントしか下塗りしないのでそのせいかなという位。
 
しかし何度も言いますが、施工方法は他の現場でも同じ。
後にも先のもこの症状が出たのはこの現場だけです。
(原因究明は今後も課題です。)
 
 
塗り替え時の施工手順は
①床養生
②手摺囲い取り付け(足場工事)
③浮き部の剥ぎ取り
④カップリング(表面目荒し)
⑤接着剤塗布
⑥カチオン下塗り
⑦カチオン上塗り
⑧乾燥後リシン吹付(吹付工事)
 
天井面の施工なので立ち馬作業になります。
工事中なら足場があるので立ち馬に乗って作業しても大丈夫ですが、出来上がっているマンションにはもちろん足場がありません。
 
足場のない状態で立馬に乗り天井面を作業すると、手摺より高くなるので怖くて作業が出来ないのと、もし物や工具、剥ぎ取り材を落としてしまうと大災害になります。
 
なので、鳶さんに手摺から天井まで囲いを作って頂きました。
これで安心して作業が出来ます。
 
 
3月初めから4月半ばまで階数を分けての施工。 
 
 
住んである住民さんにご迷惑かけないよう十分注意し、最後まで無事故、無災害で頑張りたいと思います。
 
     岩下 勉
 
 
 
 
 
立体駐車場工事②。
2020-02-25
久しぶりの更新となってしまいました。
 
今、コロナウィルスが猛威となっていますね。
来月土団子のイベントがあったのですが、主催者側から中止の連絡がありました。
我々の出来ることは、なるべく人込みを避け、手洗い励行、体調管理の徹底に尽きると思います。
これから卒業式、入学式シーズン。
関係者は悩ましい日々が続きますね。
 
話は変わって、今年入って早々から行っていました立体駐車場工事の生コン打設が本日終了します。
 
4工区に分けての施工でしたが、天候にも恵まれ大きなトラブルもなく終了出来そうです。
(もちろん他の作業は残っていますので最後まで無事故で頑張ります。)
 
一度だけ予想以上に雨が降った為、一部雨に打たれてしまい補修が必要なところはありますが、全体からするとほんの少しです。
以前使用した「フロアハード」で補修予定です。
 
これだけの規模の立体駐車場の仕事は初めてだったのですが、お世話になっている土間屋さんがうまく段取りしてくれて非常に助かりました。
自社だけではとても出来る事ではないので本当に感謝です。
 
 
 
今、全国的に土間屋さんが不足していると言われています。
 
地域によっては居ない所も。
 
我々左官業界としても取り組んでいかなくてはいけない問題ですね。
 
今回もいろんな意味で勉強になりました。
 
   岩下 勉
 
 
 
 
住宅内壁塗り替え工事。
2020-02-01
先週、住宅内の壁塗り替え工事を行いました。
 
いつもお世話になってる工務店さんの仕事で、和室と縁側の壁塗り替え工事です。
 
お話を頂き早速現地を確認。
 
パッと見た瞬間は聚楽を塗っているようでしたが、近くで見て、触ってみて違和感が
聚楽では無く、聚楽調の吹付でした。
 
すぐに材料メーカーさんに問合せし、下地の状況を伝え、下塗り方法・どの下塗り材が適切かを聞きました。
 
幸い以前もやった施工方法・手順・材料だったので一安心。
 
材料の手配、人員の調整をして施工の段取りにかかりました。
 
 
今回塗るのは「漆喰」
今、日左連(日本左官業組合連合会の略)で最もタイムリーな話題です。
漆喰十倍プロジェクトが進行中。
(この話はまたここで)
 
 
漆喰自体は経験があり、今回の壁自体も下地はしっかしていて、しかも和室と縁側は細かく縁が切れていたので施工自体もしやすそうでした。
 
 
しかし、急遽縁側の壁を「黒漆喰」でしてほしいとの事。
(本来は白)
経験はありません。
 
 
時間さえあれば、見本作りから施工練習を出来たでしょうが、今回はさすがに日にちが無さすぎる。
 
そこで材料メーカーさんに相談したら、漆喰調の材料で黒に近い材料がありました。
 
今回はその材料で施工する事に。
 
壁、床養生後木縁廻りをアク止め処理し、専用下塗り材で施工後上塗りして無事施工完了。
 
 
と思いきや、やはり黒壁の方が少し鏝むら、色むらが出ていたので一部塗り替える事に。
 
 
色が濃いければ濃い程色むら、鏝むらが出ますね。
パターン仕上げなら大丈夫でしょうが、鏝押えは本当に難しいですね。
今後も研究が必要と実感しました。
 
 
今回も大変勉強になりました。
 
       岩下勉
 
 
 
 
 
 
 
 
 
株式会社岩下組
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FAX.092-874-2978
左官工事
 
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